こんにちは、今もリビング壁の修理の打合せをメーカと行っているMF(MIYOSHIDA FAMILIA)といいます。
この記事では家を建てる時にリビングにレンガを貼ることを検討されている方に、
内装にレンガを張るときに気を付けること、レンガが割れてしまった時の対処方法をお話しします。
私は家を建てる時にデザインにこだわり家を建てました。
そのため、ハウスメーカの方々から家に関して褒めていただきました。
設計士さん「近年まれにみるこだわりです」
現場監督さん「キッチンの保護材を外した時に、現場からオーと声が上がった」
アフターサービスさん「MFさんの家の内装をみるとこのまま欲しいという人がいます」
キッチンメーカさん「こんなキッチンは初めて見たので、写真撮っていいですか?」
ただ運悪く、入居後に色々な問題が発生しましたが、問題を解決しながら今も家に住んでいます。
この記事では、リビングの壁にヒビが入った不具合の話をしていきます。
リビングや玄関にレンガを張ると雰囲気が良くなりますよね。
MFの家では、レンガを張ることでリビングのデザインがワンランク上がりました。
リビングのデザインにこだわる方に、MFはレンガを張ることをお勧めします。
ただ、レンガを張るときと修繕工事をすることになったときに、気を付けることがあるので紹介します。
気を付けることは、
- 石膏ボードの継ぎ目にタイルやレンガを張ると割れる
- レンガのヒビを修繕する工事は大規模で大変
- 高額な費用の掛かる工事をメーカはなかなか承諾しない
- 瑕疵保障には住居費用及び引越し費用が含まれる
- 無料で弁護士に相談できる制度がある
レンガは割れちゃうんだ
(´・ω・`)
内装にレンガを張ることをお勧めする理由
せっかく張ったレンガが割れて改修工事をすることになってしまったけど、
レンガを張ることをお勧めします。
大変な目にあったけど、レンガを張ることはお勧めだよ
立体感のある壁になり家の中の雰囲気が良い
レンガを張ることをお勧めする理由は、壁紙では再現不可能な雰囲気に出来るからです。
高価な家具を置いたりするよりも雰囲気が格段に良くなります。
レンガを張ることで壁紙では表現できない立体感が出ます。
雰囲気をよくするために工夫が出来る
レンガ調の街並みのようなアーチを造れる
レンガを使うと壁紙では再現できないアーチが作れます。
(漆喰でも作れますが、MFはレンガの方が好みです)
このアーチの雰囲気が古いヨーロッパのお城や街並みの様で、
雰囲気がいいです。
ライトアップすると陰影が強調される
ライトアップすると、陰影が強調されて雰囲気が良くなります。
気に入ったら試してみてね
レンガやタイルを張るときに注意した方が良いこと
はっきり言います!レンガは割れます!
レンガはお皿と同じなので力が加わると割れちゃうんです!
- 石膏ボードの継ぎ目にタイルやレンガを張ると割れる
- レンガのヒビを修繕する工事は大規模で大変
石膏ボードの継ぎ目にレンガを張ると割れる理由
家は揺れるように出来ている
家は柱で重い2階と屋根を支える構造のため、少しの揺れで柱はたわんでしまいます。
風が吹いたりするだけでもほんの少し家は揺れているそうです。
壁は柱に固定されているため、家が揺れると壁と壁の継ぎ目がズレてしまいます。
家の外壁は壁と壁のズレてもいいように、壁と壁の間にコーキングというゴムが入っていて、壁のズレを吸収するように出来ています。
屋根や二階が重いから家は揺れてしまうんだね
レンガは変形すると割れる
外壁はコーキングでズレを供しているけど、内壁はどうなっているか分かりませんよね。
内壁は石膏ボードという板を柱に固定しているので、外壁同様にズレが発生します。
しかし、内装は壁紙を張っているので壁紙が伸び縮するので割れることはありません。
ところが、レンガのような固いものを張ると石膏ボードのズレによって割れてしまうのです。
家は揺れることで固いレンガを割ってしまうんだ!
レンガを張るときは割れない処理をしてもらおう
石膏ボードの継ぎ目にになるときは補強を入れてもらおう
レンガを張る部分は石膏ボードの動きを抑制する補強を入れてもらいましょう。
窓枠や階段部分の角は変形しやすいので補強を入れているそうです。
石膏ボードを分割して変形を少なくしよう
石膏ボードを分割するとレンガに掛かる力が小さくなって割れにくくなります。
レンガを張った壁の改修工事は大変
高額な修理は、ハウスメーカとの交渉が大変(修理してくれない)
工事中の宿泊費を払おうとしない
レンガを張った壁を元の見た目に戻すのは大変です。
ハウスメーカがひび割れを隠す実験を色々行っていたようですが、上からの塗装では見た目をよくすることは出来ていませんでした。
MF家では1年にわたる交渉の末、壁の改修工事をして頂くことになりました。
高額な修理は、ハウスメーカとの交渉が大変(修理してくれない)
ハウスメーカは高額な修理をなかなか承諾しません。
MFも交渉に1年を費やしました・・・
また、変な主張をされ精神的にも参ってしまいました。
ハウスメーカがしてきた変な主張を紹介します。
変な提案1:ヒビが入っても問題ない
ヒビが入っても住宅の安全性に問題ありません!
安全なのならば、書面で安全だということを出して
書面を書くことは出来ません
(;´・ω・)
言っていることが支離滅裂だよ・・・
壁にヒビが入っても安全だと言いながら、書類は作成できないとはどういうことでしょうか?
MFは書面を作成してもらえなかったので、安全ではないと思い修繕してもらうことにしました。
変な提案2:安価な修理の提案
表面を塗装することで修理することを提案されました。
MFは安易にこの提案を受けようとしたのですが、MF妻に諭されて表面塗装を拒否しました。
修理しちゃったら、もう何もしないって言われるんじゃない?
MF妻のこの一言が無ければ中途半端な修理をされていたかと思うと、恐怖で身が震えます。
ハウスメーカのアフターサービスにMFが聞くと以下のような回答がありました。
修理してまたひび割れてきたらどうなるの?
修理したら、
保証期間が半年になります。
知識が無いと相手の都合のいいように対応されてしまいます。
修理に関してはしっかり納得して、進めないと後で後悔することになります。
最悪の場合を想定した質問をして、その後どうなるかを確認した方が良いでしょう。
MFは修理内容の把握が甘く、酷い目にあってしまいました。
修理したのに約束と異なる修理を行われる
MF家ではレンガの一部張り直しを行ったのですが、約束と異なる施工をされてしまいレンガの壁にまだらな塗装ムラが残ってしまいました。
施工内容をしっかり把握しなかったMFのミスです。
約束した内容は、
- 目地(レンガの間のセメント)を前面剥離する
- レンガの上に塗装しない
の2件でした。
修理が終わってみると、この2件とも守られていなかったのです。
最終的に全面やり直し
交渉に次長さんが参加されることになり、どうにか全面やり直しで対応していただくことになりました。(やり直し交渉に2か月程度かかりました)
ハウスメーカでさえ約束を守れない(守らない?)場合があることを痛感しました。
修理工事を行う場合は工事内容をしっかりと把握して、MFの二の舞にならないように気を付けてください。
工事中の宿泊費を払ってもらうために瑕疵保障を理解しよう
瑕疵保障の内容を把握されていますか?
MFは把握できていません。
皆さんに知っておいてほしいことがありますので、以下の記事を読んで下さい。
瑕疵保障には住居費用及び引越し費用が含まれる
工事期間の宿泊費と引っ越し費用は、瑕疵保障の範囲に入っています。
よく理解しないと、こんなことを言われてしまいます。
リフォームでは、宿泊費を支払わないのと同じです。
知らないことにより不利益を被るのは消費者なので、自分を守ってくれる制度を調べることをお勧めします。
瑕疵保障に関して調べたい方は国土交通省のホームページから調べてください。
国土交通省瑕疵担保制度ポータルサイト
瑕疵担保保険の範囲には、住宅費用や引っ越し費用も含まれるんだ!
内装にこだわるならレンガを張る
MFは問題が多く発生しましたが、
この様なことは稀だと思います。
レンガを張るときにMFが経験したことをハウスメーカに伝えた貰い、
初めから割れない対策をしてもらえば大変な思いをしなくて済みます。
自分のこだわりを実現して満足する持ち家ライフを過ごせることを応援しています。
不具合が起こってしまったら
もし不具合が起こってしまったら、
住宅紛争処理支援センターへ無料相談をしてみましょう。
3回まで無料で弁護士さんと相談が出来ます。
出典元:住宅瑕疵担保履行法および住まいの安心総合支援サイト (mlit.go.jp)
壁のヒビではなりませんが、MFも相談しました。
弁護士さんと建築士さんに相談して、調停書類作成まで手伝っていただきました。
家に不具合がある方は、一度相談してみると良いと思います。